練馬区で秋にもぎ取りできる果樹園【2026】|ミカン・カキ・キウイの開園曜日
練馬区には「練馬果樹あるファーム」という、区が果樹園の開園情報をまとめている仕組みがあります。ただしもぎ取りができる園と、直売だけの園がはっきり分かれていて、区のページも果物ごとに分かれています。秋に子連れで「摘みに行ける」のはどこか、公式の記載だけを園ごとに並べました。
目次8項目
結論:練馬区で秋にもぎ取りができるのは、ミカン3園(文さんみかん園・シトラスファーム高橋 第一/第二)とカキ1園(荘埜園)。クリ・イチジク・ユズは直売所のみで、摘めません。開園日は「木曜から土曜」「水・日曜」「毎日 正午から日没頃」と園ごとにバラバラです。
「東京23区でみかん狩り」と聞くとピンとこないかもしれませんが、練馬区には温州ミカンを育てている農家が十数軒あり、そのうち3軒がもぎ取り体験を受け入れています。区の公式ページに園名・住所・電話番号・開園曜日まで載っています。
ただし探しにくい。区の「練馬果樹あるファーム 果樹ごとの開園情報」は果物ごとに別ページになっていて、ブルーベリー・ブドウ・ミカン・キウイフルーツ・カキ・イチゴ・クリ・イチジク・ユズ/レモンの9ページを1つずつ開かないと、「秋に摘めるのは何か」が分かりません。しかも各ページの中で「もぎ取り園情報」と「直売所情報」が別の表になっていて、直売所の表だけ長いので、ぱっと見では摘めるように錯覚します。
この記事は、その9ページを開いて「秋に実際に摘める園」だけを抜き出したものです。
秋にもぎ取りできるのは3品目・5園だけ
区公式の各ページに「もぎ取り園情報」の表があるかどうかで切り分けると、こうなります。
| 果物 | 収穫時期(区公式) | もぎ取り園 | 直売所 |
|---|---|---|---|
| ミカン | 10月〜12月頃 | 3園 | 13か所 |
| カキ | 11月頃 | 1園 | 9か所 |
| キウイフルーツ | 10月中旬〜11月中旬頃 | 1園(前年度は閉園済み) | 6か所 |
| クリ | 8月中旬〜9月頃 | なし | 5か所 |
| イチジク | 8月〜10月 | なし | 4か所 |
| ユズ・レモン | 10月〜12月頃 | なし | ユズ2・レモン1 |
クリ・イチジク・ユズ・レモンは、練馬区では「買う」ものであって「摘む」ものではありません。 栗ひろいを期待して練馬に行くと空振りします(栗ひろいは世田谷区のふれあい農園にあります。後述)。
ミカン|3園、開園曜日がすべて違う
区公式のミカンのページに載っているもぎ取り園です。
| 園名 | 開園日 | 時間 | 所在地 | 連絡先 |
|---|---|---|---|---|
| 文さんみかん園(加藤 孝行) | 木曜〜土曜 | 10:00〜12:00/14:00〜16:00 | 土支田3-33-12 | 090-2759-8500(要連絡) |
| シトラスファーム高橋 第一農園(高橋 長之助) | 水・日曜 | 温州みかん 10:00〜12:00 | 南大泉3-21 | 03-3924-3723 |
| シトラスファーム高橋 第二農園(高橋 長之助) | 日曜 | 日南みかん 10:00〜12:00/温州みかん 13:30〜15:00 | 南大泉3-19 | 03-3924-3723 |
ここが罠になります
1. 土日に開いているのは実質2園。 文さんみかん園は木・金・土なので日曜は休み。シトラスファーム高橋の第一は水・日、第二は日曜のみ。つまり土曜に行けるのは文さんみかん園だけ、日曜はシトラスファーム高橋の2園だけです。「週末に家族で」と考えるなら、この時点で選択肢は1〜2つに絞られます。
2. 昼をまたいで開いている園がない。 文さんみかん園は12時から14時が閉まります。シトラスファーム高橋 第一は午前2時間だけ。「昼ごはんを食べてから行こう」だと、第一農園には間に合いません。子連れの午前は準備で押しがちなので、10時開園は思ったよりタイトです。
3. 第二農園は品種で時間帯が違う。 日南みかんが午前、温州みかんが13時30分から。どちらを摘みたいかで行く時間が変わります。
4. 文さんみかん園は「要連絡」と明記されています。 区公式の表に【要連絡】と書かれているのはこの園だけです。行く前に電話してください。
区公式には全園共通の注意として「来園する際は各園へお問い合わせください。なくなり次第終了となります」とも書かれています。
荘埜園のミカンもぎ取りは実施されていません
区公式のミカンのページには「令和7年度の荘埜園におけるもぎ取り体験は実施いたしません」と明記されています。荘埜園は直売所としては温州みかん・オレンジ系品種を扱っていますが、みかんのもぎ取りはできません(カキは別。次章)。
なお、このページの更新日は2025年10月24日です。つまり令和7年度=2025年シーズンの情報で、2026年(令和8年度)の開園曜日はまだ公表されていません。曜日の枠組みは大きく変わらないと思われますが、日付を決める前に必ず電話で確認してください。
カキ|荘埜園の1園だけ、ただし条件がいい
区公式のカキのページに載っているもぎ取り園は1園です。
| 園名 | 開園日 | 時間 | 所在地 | 連絡先 |
|---|---|---|---|---|
| 荘埜園(荘埜 銀一) | 毎日(※11月5日〜) | 正午から日没頃 | 大泉町1-50 | 090-5506-7700 |
この1園だけ条件がまったく違います。
- 毎日開いている(ミカン3園はすべて曜日限定)
- 正午から(ミカン3園は午前中心)
- 日没頃まで(11月の日没は16時半ごろ)
つまり「午前は家でゆっくりして、昼から出かける」という子連れの現実的な動き方に唯一合う園がここです。ミカン狩りに行こうとして「10時に着けない」で諦めるくらいなら、カキのほうが行きやすいということになります。
カキは皮をむけば小さい子でも食べやすく、種が少ない品種もあるので、みかんより扱いやすい面もあります。荘埜園の直売では次郎・富有・太秋・東京御所・東京紅などを扱っていると区公式に書かれています。区公式は「大玉でサクサクとした食感が特徴の太秋、硬めでコリコリとした次郎、柔らかく甘みのある富有」と品種の違いも説明しています。
このページの更新日は2025年10月31日です。開園日の「11月5日(水曜)から」は2025年の日付なので、2026年の開始日は別途確認が必要です。
キウイフルーツ|前年度は閉園済み
キウイフルーツのページには、もぎ取り園としておざわ農園(高松5-3/03-3996-8701)が挙げられていますが、開園日の欄に「令和7年度の摘み取り園は閉園しました」とだけ書かれています(更新日 2025年12月1日)。
2026年に開園するかどうかは公式からは分かりません。 期待して向かわず、電話で確認してから予定に入れてください。
なお区公式には「キウイフルーツは摘み取り後に一定期間置くことで熟し、甘くおいしくいただくことができます」とあります。摘んだその日には食べられません。 子どもに「今日食べようね」と言って連れて行くと、帰りに困ります。
公式に「書かれていないこと」
子連れで気になるのに、練馬区の各ページには記載がない項目です。推測で埋めずに、そのまま書きます。
| 項目 | 公式の記載 |
|---|---|
| 駐車場の有無・台数 | 記載なし(もぎ取り4園すべて) |
| トイレの有無 | 記載なし(もぎ取り4園すべて) |
| ベビーカーで園内に入れるか | 記載なし |
| 料金・入園料 | 記載なし(もぎ取り園の表に料金欄がない) |
| 年齢制限・子どもの参加可否 | 記載なし |
| 予約の要否 | 文さんみかん園のみ【要連絡】。他2園は記載なし |
| 雨天時の扱い | 記載なし |
料金が公式に一切書かれていないのは、武蔵村山市(入園料700円・幼児400円と明記)との大きな違いです。電話するときは料金も必ず聞いてください。
駐車場についても同様です。練馬区の農園はいずれも住宅地の中の農地で、大型の駐車場がある前提では考えないほうが安全です。文さんみかん園の土支田3丁目、シトラスファーム高橋の南大泉3丁目、荘埜園の大泉町1丁目は、いずれも住宅街です。路上駐車は近隣の迷惑になるので、電車・バスか、事前に駐車場の有無を電話で確認するかのどちらかにしてください。
子連れで行くならどう選ぶか
曜日から逆算する
練馬のもぎ取りは「どこに行くか」より先に「いつ行けるか」で決まります。
| 行ける日 | 候補 |
|---|---|
| 平日の午前 | 文さんみかん園(木・金)/シトラスファーム高橋 第一(水) |
| 土曜の午前 | 文さんみかん園 |
| 日曜の午前 | シトラスファーム高橋 第一・第二 |
| 午後(曜日問わず・11月) | 荘埜園のカキ/文さんみかん園(木〜土 14:00〜16:00) |
「土日の午後に動きたい」なら、11月のカキ(荘埜園)が事実上の唯一解です。ここは覚えておく価値があります。
滞在時間は短めに見積もる
区の果樹園は観光農園ではなく農家の畑です。食べ放題や休憩スペースがある前提の施設ではありません。摘んで、量って、買って帰るという流れなので、30分〜1時間で終わると思っておいてください。「1日のメインイベント」にすると子どもが物足りなくなります。公園や図書館とセットで組むのが現実的です。
服装
住宅地の農地とはいえ土の上です。汚れてもいい靴で行ってください。11月〜12月の午前中は冷えるので、上着は1枚多めに。カキの荘埜園は「日没頃まで」なので、夕方に向けて急に寒くなります。
練馬区の「ふれあい事業」とは別物です
紛らわしいのですが、練馬区にはもう1つ別の農業体験の仕組みがあります。
- 練馬果樹あるファーム(この記事の内容)=果樹園のもぎ取り・直売の情報。個人で各園に連絡して行く
- ふれあい事業(ふれあい農園)=じゃがいも掘り・さつまいも掘りなど。団体を対象に実施されている
さつまいも掘りを期待して「練馬区 ふれあい農園」を調べると後者が出てきますが、こちらは個人の家族がふらっと参加できるものではありません。詳しくは東京の芋掘り子連れガイドにまとめています。芋掘りと果樹のもぎ取りは、練馬区では制度がまったく別です。
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この記事の情報源:練馬区公式ホームページ「練馬果樹あるファーム 果樹ごとの開園情報」(ミカン:ページ番号164-234-273・更新日2025年10月24日/カキ:532-422-955・2025年10月31日/キウイフルーツ:818-682-441・2025年12月1日/クリ:637-434-535・2025年4月22日/イチジク:389-265-920・2025年4月24日/ユズ・レモン:536-694-709・2025年4月22日)。いずれも2026年8月19日に確認しました。掲載されている開園日は前シーズン(令和7年度)のものです。訪問前に各農園または区 都市農業課 農業振興係(03-5984-1403)へ確認してください。
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