東京で子連れ虫取りができる場所10選|カブトムシ・クワガタが捕れる公園【2026】
東京でも工夫すれば子連れ虫取りは十分楽しめます。区部の身近な公園から多摩エリアの本格的な雑木林まで、4〜6歳と虫取りに行ける10スポットをまとめました。
目次12項目
東京の子連れ虫取りスポット10選
1. 滝山公園(八王子市)
2. 小山田緑地(町田市)
3. 長沼公園(八王子市)
4. 舎人公園(足立区)
5. 葛西臨海公園(江戸川区)
- セミ・バッタ・トンボ:◎
- 駐車場:あり(有料)182台、24時間営業。普通車は1時間まで400円、以後30分毎200円、月〜金は入庫後12時間最大1,600円(土日祝は最大料金の適用なし)。夜間は第1駐車場のみ(公式サイト)
- アクセス(公式表記):JR京葉線「葛西臨海公園」下車 徒歩1分
- 海風で涼しい、虫取り+水族館コンボ可
6. 砧公園(世田谷区)
- セミ・バッタ:◎
- 駐車場:あり(有料)235台、24時間営業。普通車は1時間まで400円、以後30分毎200円、入庫後12時間最大1,600円(公式サイト)
- アクセス(公式表記):東急田園都市線「用賀」から徒歩20分、または東急コーチバス(美術館行き)「美術館」下車/小田急線「千歳船橋」から東急バス「砧公園緑地入口」下車。公式は土・日・祝は美術館通りが渋滞するため公共交通機関を勧めています
- ⚠️ 倒木事故を受けた樹木点検のため、2026年8月17日から立入制限エリアが変更されています(公式お知らせ)。駐車場・運動施設・世田谷美術館は利用できますが、林の中は入れない区画があります。行く前に最新のお知らせで制限エリアを確認してください
- 都心からアクセス◎、芝生も広い
7. 大泉中央公園(練馬区)
8. 等々力渓谷(世田谷区)
- セミ・バッタ:観察○
- 駐車場・駐輪場ともになし(世田谷区公式が「車や自転車での来園はご遠慮ください」と案内)
- アクセス:東急大井町線等々力駅徒歩3分
- 都心の渓谷、涼しい。東京都指定名勝で、管理は世田谷区
- ⚠️ 2026年3月24日に利用を再開したばかりです。2023年7月の倒木以降、樹林の健全化作業のため大部分が長く閉鎖されていました。園路が狭く柵のない箇所があり、夜間照明のない区間もあります。区は「暗くなってからは立ち入らないように」と案内しているので、ここでの夜の虫探しは避けてください
- 採集可否について区の公式サイトに記載は見当たりませんでした。判断は玉川公園管理事務所(03-3704-4972)へご確認ください
9. 高尾山口・浅川(八王子市)
- 自然観察向き(採集は不可)。トンボ・チョウ・甲虫の種類は都内屈指
- 駐車場:あり(有料)。公園の駐車場ではなく、市営・寺院の駐車場を使います。八王子市営高尾山麓駐車場は80台(普通乗用車専用)で、8〜17時は30分200円、17〜8時は60分200円、入庫後12時間の最大料金は平日800円/土日祝および5月・11月の平日2,000円。高尾山薬王院祈祷殿駐車場は250台・受付8:00〜16:00(高尾登山電鉄 公式)
- アクセス:京王線「高尾山口」駅からケーブルカー清滝駅まで徒歩約5分(公式)
- 登山+自然観察の本格派。ビジターセンターの展示と組み合わせると学びが深い
- 🔴 採集はしないでください:明治の森高尾国定公園および都立高尾陣馬自然公園の区域です。東京都が策定した高尾・陣場地区自然公園利用ルールが「動植物や鉱物を採集・採取することは、貴重な自然資源を損うおそれがあるのでやめましょう」と明示しています。虫を捕る場所ではなく、見る場所として計画してください
- 同ルールは「自然公園には民有地が多く含まれています」とも注意しています。区域の境界は現地では判別しにくいので、山域では採らない前提で
10. 神代植物公園(調布市)
- チョウの観察向き(採集は不可)。セミ・バッタも多い
- 駐車場:あり(有料)。第一駐車場は常設228台、24時間営業。普通車は1時間まで300円、以後20分毎100円、入庫後12時間最大1,200円。第二駐車場もあります(公式サイト)/入園有料
- アクセス(公式表記):京王線「調布」駅から小田急バス吉祥寺駅・三鷹駅行き「神代植物公園前」下車ほか。車は中央自動車道 調布ICから約5分
- アゲハ・モンシロチョウの宝庫。花と一緒に観察でき、幼児の「初めてのチョウ観察」に向く
- 🔴 採集目的の来園には向きません:公式サイトが「当園は、植物の観賞等を目的としてご利用していただいております」と明記し、東京都立公園条例第16条を「禁止されていること」として掲示しています。網は持たず、目とカメラで楽しむ場所です
スポット比較表
◎○×は「出会える確率」であって、持ち帰ってよいかとは別です。採集可否の欄を必ずあわせて見てください。
| スポット | カブト | クワガタ | セミ | アクセス | 駐車場(公式) | 0〜2歳 | 採集可否 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 滝山公園 | ◎ | ◎ | ◎ | 電車+バス | なし(公式が明記) | △ | 🔴 原則禁止(観察は可) |
| 小山田緑地 | ◎ | ◎ | ○ | 電車+バス | 無料65台/9:00〜17:00・夜間閉鎖 | △ | ⚪ 記載なし・要確認 |
| 長沼公園 | ○ | - | ○ | 電車 | 無料10台/9:00〜16:30 | △ | ⚪ 記載なし・要確認 |
| 舎人公園 | × | × | ◎ | 電車 | 有料・計157台/24時間 | ◎ | ⚪ 記載なし・要確認 |
| 砧公園 | × | × | ◎ | 電車+バス | 有料235台/24時間 | ◎ | ⚪ 記載なし・要確認 |
| 葛西臨海公園 | × | × | ◎ | 電車 | 有料182台/24時間 | ◎ | ⚪ 記載なし・要確認 |
| 大泉中央公園 | ○(少量) | - | ○ | 電車+バス | 有料66台/24時間 | ◎ | ⚪ 記載なし・要確認 |
| 等々力渓谷 | - | - | ○ | 電車 | なし(駐輪場もなし) | ○ | ⚪ 記載なし・要確認 |
| 高尾山 | ◎ | ◎ | ◎ | 電車 | 有料(市営80台・寺院250台) | △ | 🔴 都のルールが採集自粛を明示 |
| 神代植物公園 | - | - | ◎ | 電車+バス | 有料228台〜/24時間 | ◎ | 🔴 観賞目的の園・採集向きでない |
「-」は当編集部として出会いやすさを判断できていない項目です。0〜2歳は都心の広い公園、4〜6歳は多摩の雑木林が基本ルート。採集可否の「⚪ 記載なし」は「採ってよい」という意味ではありません。各公園のサービスセンターへご確認ください。
駐車場の欄は2026年8月19日時点で各公園の公式サイトに記載があった内容です。 台数・料金・営業時間は変わります。「あり」と書いていない園は、公式に記載を確認できなかったか、公式が「ない」と明記している園です。出発前にもう一度公式でご確認ください。
区部 vs 多摩エリア
区部(杉並・世田谷・練馬・足立等)
- セミ・バッタ・トンボ中心
- カブト・クワガタは少なめ
- アクセス◎。駐車場は舎人・葛西臨海・砧・大泉中央のいずれも有料で24時間営業なので、早朝でも夜でも車で入れます
- トイレなど設備の位置は、各公園の公式サイトにあるバリアフリーマップで場所まで確認できます(本記事では大泉中央公園で確認済み)
- 0〜3歳のデビューに最適
多摩エリア(八王子・町田・あきる野等)
- カブト・クワガタの本場
- 雑木林が広い。ただし「多摩=車で行く場所」ではありません。 滝山公園には駐車場がなく、小山田緑地(9:00〜17:00)と長沼公園(9:00〜16:30)の駐車場は夜間閉鎖です。この記事が勧めている早朝5時・夜19時の時間帯は、多摩の3園はいずれも車を停められません
- したがって多摩は電車+バス前提で計画するのが確実です。車で行くなら開場後の日中に限られます
- 朝5時 or 夜19時の本格観察(=徒歩・公共交通でのアクセスが前提)
- 4歳以上向け
季節とタイミング
7月の動き
- 7月初旬:セミの初鳴き、バッタ幼虫
- 7月中旬:カブトムシ初登場
- 7月下旬:カブト・クワガタピーク
8月の動き
- 8月上旬:カブト・クワガタ最盛期、ミンミンセミ
- 8月中旬:ピーク終盤
- 8月下旬:トンボ多発、バッタ成体
お盆休みがカブト・クワガタの黄金期。家族の予定を合わせやすい時期です。
持ち物(夏の虫取り)
| カテゴリ | アイテム |
|---|---|
| 必須 | 虫網・虫かご(観察用。見終わったら元の場所へ) |
| 必須 | 虫除けスプレー(子用) |
| 必須 | 飲料水2L |
| 必須 | タオル2枚 |
| 必須 | 帽子(顎紐つき) |
| 服装 | 長袖・長ズボン |
| 食事 | おにぎり・お菓子 |
| 救急 | 絆創膏・かゆみ止め |
| 夜の観察 | 懐中電灯(赤色推奨) |
| 暑さ対策 | 保冷剤・扇風機 |
親子の動き方
早朝(5〜7時)
- 4:30 起床→おにぎり持参
- 5:00 出発→現地着
- 5:30〜7:00 虫さがし・観察
- 7:30 帰宅→朝食
最も虫が活発、混雑なし、暑さ控えめ。
夜の観察(19〜21時)
4歳以上推奨。生活リズムを崩しすぎないよう、年に1〜2回の特別イベントとして。
夜に行くなら、その公園が夜間も開いているかを必ず先に確認してください。 特に等々力渓谷は夜間照明のない区間があり、世田谷区が「暗くなってからは立ち入らないように」と案内しているので、夜の来園はしないでください。多摩の里山も、園路を外れると足元が見えず危険です。懐中電灯(赤色LED)とヘッドライトの2灯を用意し、子の手を離さないこと。
また、駐車場の時間も確認してください。 小山田緑地の駐車場は9:00〜17:00(夜間閉鎖)、長沼公園は9:00〜16:30です。早朝5時・夜19時に車で行っても入れません。 24時間営業の駐車場があるのは舎人公園・葛西臨海公園・砧公園・大泉中央公園・神代植物公園です(いずれも有料)。
日中(10〜14時)
- セミ・バッタ・チョウ中心
- 熱中症対策必須
- カブト・クワガタは諦める
注意点
マムシ・スズメバチ
- マムシ:草むらで足元注意、長靴推奨
- スズメバチ:黒い服NG、白系着用
- 見つけたら静かに離れる
法規制と採集のルール(必ず読んでください)
本記事で紹介しているスポットの多くは都立公園です。都立公園には条例のルールがあります。
1. 植物を採ることは、都立公園では明確に禁止です
東京都立公園条例第16条は、都市公園内で「植物を採集しまたは損傷すること」「鳥獣魚貝の類を捕獲しまたは殺傷すること」を、知事の許可なく行ってはならないと定めています(違反は同条例第25条により5万円以下の過料)。草花や木の枝を持ち帰るのはNGです。
2. 昆虫採集は「一律禁止」でも「自由」でもありません
昆虫は上記の条文に明記されていません。東京都建設局の都立公園Q&Aは「公園内で植物採集や昆虫採集をしたい」という問いに、「公園環境の保全の妨げとなる行為や商業用の採集は禁止しております。詳細につきましては、各公園の管理所までご確認ください」と回答しています。公園ごとの確認が前提というのが東京都の公式回答です。
3. 実際の運用は「観察して、元の場所に戻す」
都立公園を管理する東京都公園協会は、小峰公園のFAQで「公園内の昆虫などの生き物、植物をとって持ち帰ることはできません。そのため、昆虫などの生きものについては観察した後、必ず元の場所へ戻してください」と案内し、石神井公園のお知らせでも「公園環境の保全の妨げとなる昆虫の捕獲や商業用の採集は禁止されています」としています。都立公園では「見つけて、観察して、逃がす」が基本とお考えください。
なお、2026年8月時点で採集可否を公式サイトに明記していたのは、掲載10スポットのうち滝山公園・高尾山・神代植物公園の3件のみで、いずれも採集を認めない趣旨でした。残りのスポットは公式サイトに記載が見当たりませんでしたが、「書いていない=採ってよい」ではありません。 持ち帰りたい場合は、必ず事前に各公園のサービスセンターへご確認ください。
4. 特に注意が必要なスポット
- 滝山公園:指定管理者の公式サイトが、「子どもがその場で昆虫観察をすることや地面に落ちたドングリなどを拾い集めることは可能ですが、採集は原則禁止としています」「植物や昆虫など、いきものを持ち帰ったり、傷つけるのはやめましょう」と明記しています。観察はOK、持ち帰りはNGが明文化されている数少ないスポットです。
- 神代植物公園:有料の植物公園です。公式サイトが東京都立公園条例第16条を「禁止されていること」として掲示し、「当園は、植物の観賞等を目的としてご利用していただいております」と明記しています。採集目的の来園には向きません。チョウは観察のみとしてください。
- 大泉中央公園:園内の「ちょうの里」は、職員が食草・蜜源植物を育てて30種類以上のチョウを保護・誘致している観察のためのエリアです。
- 高尾山:明治の森高尾国定公園および都立高尾陣馬自然公園の区域です。東京都が策定した高尾・陣場地区自然公園利用ルールは「動植物や鉱物を採集・採取することは、貴重な自然資源を損うおそれがあるのでやめましょう」と明示しています。高尾山は採集向きの場所ではありません。 登山と自然観察の場所として計画してください。
- 等々力渓谷:東京都指定名勝で、世田谷区の管理です。区の公式サイトに採集可否の記載は確認できませんでした。判断は玉川公園管理事務所(03-3704-4972)にご確認ください。
5. 国立公園・国定公園は「一律禁止」ではなく区域によります
自然公園法では、特別保護地区は動物の捕獲そのものが許可制(第21条第3項第9号)、特別地域は環境大臣が指定した動物のみが許可制(第20条第3項第13号)、普通地域は動物の捕獲が届出対象に入っていません。同じ公園でも区域で扱いが変わり、境界は現地では判別しにくいので、山域では採らない前提で計画するのが安全です。
6. その他
- 私有地での採取は所有者の許可が必要です。高尾・陣馬地区には民有地が多く含まれます。
- 迷ったら採らない。事前に管理事務所へ確認する。 これが確実です。
編集部の見方|「どこ」より「いつ」で決まる
スポット選びに悩みがちですが、子連れの虫取りで結果を左右するのは場所より時間帯です。セミは早朝に羽化・活動が集中し、カブトムシ・クワガタは夜間から早朝に樹液に集まる一方、真夏の日中は多くの昆虫が活動を落とします。同じ公園でも朝7時と昼2時では出会える数がまったく違うので、行き先を増やすより「朝いちで行く」ほうが効きます。
装備は長袖・帽子・虫よけの3点が基本。虫のいる環境は蚊やアブもいる環境なので、涼しさ優先の軽装だと刺されて中断になりがちです。虫よけの成分と月齢の対応は子どもの虫よけの選び方にまとめています。
なお採集可否は場所ごとに異なります。国立公園・自然保護区や、条例・園内規則で採集を禁じている公園があるため、訪問前に各施設の公式情報で確認してください。
30秒チェックリスト
- 早朝6-8時 or 夕方17-19時に出発
- 長袖・長ズボン・帽子・虫除けスプレー装備
- 行き先の採集ルールを公式サイト or 管理所で確認した
- 車で行くなら、駐車場の有無と営業時間を公式で確認した(滝山公園・等々力渓谷は駐車場なし。小山田緑地・長沼公園は夜間閉鎖)
- 「観察して元の場所に戻す」を子と約束した(持ち帰る場合のみ、事前に管理所へ確認)
- 区部か多摩か、所要時間で選定
- 親子で図鑑1冊を持参(採らずに調べられると満足度が上がります)
関連データ・記事
この記事の情報源
- 採集の可否・法規制 — 東京都立公園条例(第16条の禁止行為・第25条の過料)、東京都建設局都立公園Q&A(「公園内で植物採集や昆虫採集をしたい」の項)、東京都公園協会の小峰公園FAQと石神井公園のお知らせ、自然公園法(第20条・第21条/e-Gov法令検索)、東京都環境局高尾・陣場地区自然公園利用ルール、指定管理者多摩部の公園パートナーズ(滝山公園)、神代植物公園のお知らせ。いずれも2026年8月に本文を直接確認しています。掲載10スポットのうち採集可否を公式サイトに明記していたのは滝山公園・高尾山・神代植物公園の3件のみで、残りは記載を確認できませんでした(=「書いていない」であって「採ってよい」ではありません)。
- 駐車場の有無・台数・営業時間・料金、アクセスの表記 — 各園の公式ページを2026年8月に1件ずつ確認しました(小山田緑地・長沼公園・舎人公園・葛西臨海公園・砧公園・大泉中央公園・神代植物公園)。高尾山口の駐車場は高尾登山電鉄の交通案内、滝山公園の「駐車場なし」は上記の指定管理者公式サイト、等々力渓谷の「駐車場・駐輪場なし」は世田谷区の公式案内によります。料金・時間は変更されることがあるため、訪問前に各公式で最新をご確認ください。
- トイレ・授乳室・ベビーベッドなどの設備 — 東京都公園協会の公式バリアフリーマップ(小山田緑地(2026年2月更新)・長沼公園・大泉中央公園(2026年3月更新)、いずれもPDF)。
- 工事・立入制限などの最新の注意 — 長沼公園のお知らせ、砧公園のお知らせ(2026年8月確認)。この種の情報は数日で変わります。出発前にもう一度ご確認ください。
- 虫の出やすい時間帯・装備・子どもへの接し方・FAQ — 運営者ながみー(2歳息子の父・会社員)の子育て経験と、広く共有されている一般的な情報をもとに整理したものです。特定の公的資料を出典としたものではありません。
※本記事に医師・専門家の監修は入っていません(監修者紹介)。虫刺され・熱中症など体調についての判断はかかりつけの小児科医にご相談ください。ハチに刺されて全身症状が出た場合など、緊急時はためらわず医療機関を受診してください。
著者: ながみー(きょうのこ 編集長) 編集方針: 編集ポリシー ご覧ください
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