おしゃべりが少ない1〜2歳の子と遊ぶ鉄板パターン7つ
まだおしゃべりができない1〜2歳と、親が息切れせずに過ごす遊び7つ。発達的な意味・言葉かけ例・親の関わり方をセットで紹介します。
目次12項目
結論(先に知りたい人へ)
1〜2歳と遊ぶコツは、会話を期待しないことです。まだ言葉が出ない子は、音・リズム・真似っこで心が通じます。親は「話しかけて反応がない」をつらく感じますが、この時期の「聞く」だけで言葉は確実に貯まっている。半年後に一気に溢れます。
この記事の7パターンは、親が疲れない・子どもが楽しい・発達的に意味があるの3条件を満たしたもの。一緒にいる時間を「耐える時間」から「心が通う時間」に変えます。
- 向いている人:1〜2歳、まだ単語がちょろちょろ、親が話しかけ疲れている
- 向いていない人:2歳後半で会話が成立し始めた子(もっと複雑な遊びへ)
1〜2歳との関わり方の原則
1. 正面の沈黙時間を減らす
「何しゃべろう…」と正面で止まると親が疲れます。横並び or 背面で、「親が何かしている横で子どもも何かしている」状態を作ると、気楽に過ごせます。
2. 真似っこ=最強のコミュニケーション
1〜2歳は相手の動きをコピーすることで脳が発達します。「子どもが先、親が真似」の順でやると、驚くほど集中します(逆はあまり効きません)。
3. 言葉かけは短く・繰り返す
「見て、大きな象さんがいるね、あれは…」より、「ぞう!ぞう!大きいね!」を3回繰り返す方が脳に入ります。長文より単語3回。
01 · 真似っこ遊び
対象:1〜2歳 / 所要 10〜20分 / 手離し度 ★
発達的な意味:社会性・模倣能力・ミラーニューロンの活性化。1歳後半〜2歳の言葉の爆発期は、模倣ができる子ほど早い傾向。
やり方
- 子どもが何か動きをする(手をバタバタ等)
- 親が全く同じ動きをコピー
- 子どもが反応する→また同じ動き
- 徐々に親も新しい動きを追加
言葉かけ例:「おなじ!」「うん、同じだね」「できたね」
ポイント:親から先にやらない。子どもが主役になる。2歳後半になるとやり返してきて、ゲーム感が出ます。
02 · 音楽に合わせて体を動かす
対象:1〜2歳 / 所要 10〜15分 / 手離し度 ★★
発達的な意味:リズム感・バランス・身体認知。前頭前野の発達にリズム遊びが有効という研究があり、その後の集中力にもつながります。
鉄板曲
- 「からだ☆ダンダン」(いないいないばあっ!)
- 「パプリカ」
- 「アンパンマン体操」
- 「エビカニクス」(2歳後半〜)
親の関わり:恥を捨てて一緒に踊る。スマホで流して親が動かないと、子も動きません。親の動きをコピーして覚えます。
言葉かけ例:「うえ!」「ジャンプ!」「くるくる!」動詞だけ。
03 · 絵本見ながら指差し
対象:1〜2歳 / 所要 10〜15分 / 手離し度 ★
発達的な意味:共同注意(Joint Attention)の発達。親と子が同じものを見る経験は、言葉の獲得に直結します。
鉄板絵本
- 『じゃあじゃあびりびり』(まついのりこ)
- 『くだもの』(平山和子)
- 『きんぎょがにげた』(五味太郎)
- 『だるまさんが』(かがくいひろし)
やり方:親が絵を指差して「りんご!」。次のページも「ぶどう!」。名前を言うだけ、文は読まない。これが最強の言葉かけです。
ポイント:子どもが指差したら全部応える。「そう、わんわん!」「うん、くるま!」。指差しに反応することが言葉の発達を加速させます。
04 · シンプルなボール転がし
対象:1〜2歳 / 所要 10〜20分 / 手離し度 ★★
発達的な意味:粗大運動・予測能力・ターン制の理解。ボールが往復する遊びは、対人関係の土台である「やりとり」の入り口。
やり方
- 床に座って向き合う(2mくらい)
- 親がボールを転がす
- 子どもが受ける→転がし返す
- 延々と続ける
ポイント:柔らかい大きめのボール(30cm程度)が扱いやすい。タオル丸めたものでもOK。「ころころ〜」の擬音を毎回言う。
発展:2歳後半はキックで返す、3歳で投げる。同じ遊びが1年使えます。
05 · 洗濯物たたみごっこ
対象:1〜2歳 / 所要 10〜15分 / 手離し度 ★★★★
発達的な意味:両手協調・模倣・家事参加の入り口。自己効力感(自分は役に立つ)の種を植える時期が1〜2歳です。
やり方
- 親が洗濯物を畳む横に子どもを座らせる
- ハンカチ・タオルなど小さいものを3〜5枚渡す
- 子どもが「畳む真似」をする
- 終わったら「ありがとう、上手!」
言葉かけ例:「パタパタ」「すごい!」「たたむね」「きれい!」
ポイント:仕上がりゼロ求めない。丸めただけでもOK。家事をしながら親の手が離れるのが最大のメリット。
06 · お散歩中の発見
対象:1〜2歳 / 所要 20〜40分 / 手離し度 ★★
発達的な意味:外界への好奇心・五感刺激・語彙獲得。1〜2歳の散歩は**移動が目的ではなく「観察が目的」**です。大人の3倍時間がかかるのは正常。
観察ポイント
- 葉っぱ・花・石
- 車・バイク・自転車
- 犬・猫・鳥
- 信号・標識
言葉かけ例:「あ、犬!」「青い車!」「赤い花!」名前+属性だけ。
ポイント:目的地を作らない。「公園まで」と決めると、途中の観察を遮ることになります。30分で100m進むつもりで。
07 · 食材おさわり(片栗粉・寒天)
対象:1歳半〜2歳 / 所要 20〜30分 / 手離し度 ★★★
発達的な意味:触覚の感覚統合・微細運動。口に入れても安全な素材で、感覚の多様性を経験する。
片栗粉スライム
- 片栗粉100g+水大さじ5〜7を混ぜる
- ゆっくり触ると液体、強く握ると固体の不思議な感触
- ボウルに入れて手を入れさせる
寒天遊び
- 寒天を作って冷やし固める(食紅で色つけ)
- ちぎる・つぶす・カップに移す
- 終わったら捨てる
言葉かけ例:「ぷにぷに」「つめたい」「きもちいい」「ぐちゃぐちゃ」オノマトペ重視。
準備物:大きめレジャーシート+食事用エプロン。終わったら全身着替え前提。
逆効果:触覚過敏な子は無理強いしない。泣いたら即終了。
7パターンを比較する
| # | 遊び | 発達領域 | 集中時間 | 手離し度 | 準備 |
|---|---|---|---|---|---|
| 01 | 真似っこ | 社会性・模倣 | 10〜20分 | ★ | 0分 |
| 02 | 音楽で踊る | リズム・身体 | 10〜15分 | ★★ | 1分 |
| 03 | 絵本指差し | 言語 | 10〜15分 | ★ | 0分 |
| 04 | ボール転がし | 粗大運動 | 10〜20分 | ★★ | 1分 |
| 05 | 洗濯物たたみ | 生活・協調 | 10〜15分 | ★★★★ | 0分 |
| 06 | 散歩観察 | 感覚・語彙 | 20〜40分 | ★★ | 5分 |
| 07 | 食材おさわり | 触覚 | 20〜30分 | ★★★ | 10分 |
親の気分別おすすめ
- 話しかけ疲れた → 05 洗濯 or 04 ボール(会話少なめ)
- 一緒に楽しみたい → 02 音楽 or 01 真似っこ
- 外気を吸いたい → 06 散歩
- 家にいたい → 01・03・04・05・07
言葉が出ないと不安な親へ
1歳半健診で「発語が少ない」と言われた方へ。単語は1歳半で0個でも、3歳で爆発する子は多数います。以下を意識すると安心材料になります。
- 指差しがある:コミュニケーション意欲あり、言葉は追随して出ます
- こちらの言葉を理解している:理解語彙が大事、発語はその後
- 目が合う・笑う:社会性の基盤はOK
以上3つが揃っていれば、焦らず待つで大丈夫なケースが多い。それでも不安なら1歳半〜2歳で自治体の発達相談を活用しましょう。
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