国営昭和記念公園のベビーカー貸出は3ゲート計35台・無料|パークトレインは折りたたみ必須
国営昭和記念公園はベビーカーを無料で貸し出しています。ただし用意されているのは立川ゲート12台・西立川ゲート15台・砂川ゲート8台の計35台のみで、予約はできず当日先着順です。この記事は、貸出台数・返却ルール・パークトレインでの扱い・園内の舗装に関する公式記載を、子連れの判断軸で並べ直したものです。
目次8項目
結論|ベビーカーは無料。ただし計35台・当日先着順で「借りられない日」がある
先に要点だけまとめます。すべて国営昭和記念公園の公式ホームページの記載にもとづきます。
- 貸出は無料。各ゲートで用意されており、公式の表記は「当日先着順」(予約についての案内はありません)
- 台数は立川ゲート12台・西立川ゲート15台・砂川ゲート8台。3ゲートを足しても35台しかありません
- 返却は「借りた場所へ」。公式に「ご返却は借りた場所へお願いします」と明記されています
- パークトレインには「折りたたんで」乗車。ベビーカーを広げたまま乗せる案内はありません
- ベビーカーの預かりの案内は「サイクリング」の項目にあります。園内どこでも預かってもらえるという書き方ではありません(後述)
- 園内の未舗装エリアを名指しした公式の一覧は見当たりません(後述)
つまり「行けば必ず借りられる」前提で計画すると危険です。0〜2歳連れで確実にベビーカーを使いたいなら、自前のベビーカーを持ち込むのが基本、貸出はあくまで保険と考えるのが現実的です。
ベビーカー貸出|3ゲートの比較表
| 項目 | 立川ゲート | 西立川ゲート | 砂川ゲート |
|---|---|---|---|
| ベビーカー貸出台数 | 12台 | 15台 | 8台 |
| 料金 | 無料 | 無料 | 無料 |
| 貸出方式 | 当日先着順 | 当日先着順 | 当日先着順 |
| 返却場所 | 借りた場所へ返却 | 借りた場所へ返却 | 借りた場所へ返却 |
| 車いす貸出台数(参考) | 約30台 | 約15台 | 約10台 |
| 最寄り駅からの徒歩 | JR立川駅北口より約18分 | JR西立川駅公園口より約2分 | 西武拝島線 武蔵砂川駅より約20分 |
| 赤ちゃん休憩室 | あり(立川口) | あり(西立川口) | 記載なし |
| 紙おむつ販売 | あり | あり | あり |
| 迷子札 | あり | あり | あり |
読み取れることが2つあります。
ひとつは、貸出台数が最も多いのは立川ゲートではなく西立川ゲート(15台)だということ。立川ゲートは駐車場が普通車1,755台と園内最大で、来園者も集まりやすい入口ですが、ベビーカーの数は12台です。西立川駅公園口から徒歩約2分という近さと合わせると、電車で来て確実にベビーカーを確保したい家庭は西立川ゲートが合理的です。
もうひとつは、砂川ゲートは8台しかないこと。砂川ゲートは秋のコスモスで人気の花の丘まで徒歩約4分という良い立地ですが、ベビーカーの在庫は3ゲートで最少です。花の丘目当てで砂川ゲートから入るなら、ベビーカーは持参が安全です。
なお赤ちゃん休憩室は園内7か所(立川口・西立川口・森の家・原っぱ中央管理棟・こもれびの里・総合案内所・花みどり文化センター)に設置されており、授乳・おむつ替えに対応、ミルク用のお湯も用意されている旨が公式に記載されています。砂川口については赤ちゃん休憩室の記載がありません(紙おむつの販売はあります)。
補給まわりで先に知っておきたい公式記載は次の3点です。「離乳食を温める電子レンジのご用意はありません」と明記されていること、紙おむつの販売は園内6か所(立川口・西立川口・砂川口・原っぱ南売店・こどもの森売店・総合案内所)でLサイズ5枚入り・XLサイズ4枚入りという単位であること、そして主要なトイレにベビーベッドとベビーキープが設置されていることです。電子レンジがない以上、離乳食は常温で食べられるものを持参する前提で組む必要があります。
パークトレインにベビーカーごと乗れる?→「折りたたんで」が条件
園内を移動する汽車型の乗り物「パークトレイン」について、公式には「車イス・ベビーカーは折りたたんでご利用いただけます」と書かれています。つまり、ベビーカーを広げたまま乗せることはできません。子どもを抱いて、ベビーカーは畳んで持ち込む前提です。
一方でバリアフリー案内のページには、「車イス1台に限り、車イスに乗ったままご乗車いただけます」という記載があります。車いすには「乗ったまま」の例外があるのに、ベビーカーには同種の例外の記載がない、という違いは押さえておく価値があります。
| 項目 | パークトレインの公式記載 |
|---|---|
| 料金(大人・15歳以上) | 乗車券400円 / 一日フリーパス600円 |
| 料金(中学生以下・4歳以上) | 乗車券200円 / 一日フリーパス600円 |
| 料金(65歳以上) | 乗車券400円 / 一日フリーパス500円 |
| 3歳以下の料金 | 記載なし(「中学生以下(4歳以上)」とのみ表記) |
| 一周の所要時間 | 約50〜60分 |
| ルート | 6つのルートのうちいずれか1つで運行。日によってルートと運行間隔が変わる |
| 停留所名 | 本文に記載なし(ルート図は画像のみ) |
| ベビーカー | 折りたたんで利用可 |
| 車いす | 1台に限り乗ったまま乗車可 |
| 支払い | パークトレインは現金のみ(キャッシュレス対象外) |
| 車内の飲食 | 不可 |
| ペット | 補助犬のみ乗車可 |
3歳以下の料金が明記されていない点は、事前に電話で確認しておくと安心です。またルートが日替わりで、停留所名が文章で書かれていないため、「こどもの森まで乗って行けるか」を出発前にウェブだけで確定させるのは難しい構造になっています。当日、ゲートで運行予定表を確認する前提で動くのが現実的です。
園内は未舗装?公式が書いていること・書いていないこと
「ベビーカーで押し切れるのか」は子連れの最大の関心事ですが、国営昭和記念公園の公式サイトに、園内の未舗装エリアを名指しした一覧は見当たりませんでした。推測で「ここは砂利」「ここは土」と書くことはできないので、公式が地面について触れている記述だけを拾います。
| エリア | 地面・段差に関する公式記載 | ベビーカー観点の読み方 |
|---|---|---|
| わんぱくゆうぐ | 「遊具の周りはゴム舗装になっているので、安心して遊べます」。ユニバーサルデザインに配慮、ふわふわドームは車椅子に座ったまま乗り移れる旨の記載あり | 3ゲートいずれからも比較的近く、地面の記載がある数少ないエリア |
| こどもの森 | 地面の舗装状況の記載はなし。遊具として「石の谷」「ドラゴンの砂山」「地底の泉」など地形型の記載あり | 遊具そのものが地形なので、ベビーカーは遊具エリアの外に置く想定が現実的 |
| みんなの原っぱ | 舗装の記載はなし(南北約400m・東西約300m・約11haの原っぱ) | 芝生広場。ベビーカーの走行性についての公式記載はなし |
| 花の丘 | 坂・階段の有無の記載はなし(約10,000㎡・園内最大の花畑、丘の上から立川駅方面が一望できる) | 「丘」「丘の上」という表現のみが手掛かり |
| 渓流広場 | 全体の舗装の記載はなし(みんなの原っぱ西側・約700mにわたる緩やかな流れ)。ただし管理作業の説明に「舗装に使われているウッドチップ」という記述あり(チューリップガーデン) | アスファルトとは限らない区画があると分かる数少ない手掛かり。西立川ゲートから約10分と近い |
| 園内全体 | バリアフリー案内に「園内勾配マップ」へのリンクあり。多目的トイレは41か所 | 坂の情報は勾配マップ側にある。地図を先に見ておくのが確実 |
まとめると、公式が「押しやすさ」に近いことを明言しているのは、わんぱくゆうぐのゴム舗装だけです。それ以外は、公開されている園内マップ(PDF)と勾配マップを事前に見て、自分の目で経路を決めるしかありません。
なお「ベビーカーはお預かり可能です。スタッフへお声がけください」という記載は公式にありますが、これは「サイクリング」の項目の中に置かれた案内です(子供用自転車・子供乗せ自転車の貸出と、補助輪付き自転車のコース利用不可の説明に続く位置)。園内のどこでも預かってもらえる、という書き方にはなっていません。自転車に乗り換えるときの案内として読むのが正確です。
目的地までの徒歩時間で選ぶ|ゲート別の距離表
ベビーカーを押す距離は、そのまま体力と機嫌の勝負になります。公式の各施設ページに書かれているゲートからの徒歩時間を、目的地ごとに並べ直しました。
| 目的地 | 立川ゲートから | 西立川ゲートから | 砂川ゲートから |
|---|---|---|---|
| わんぱくゆうぐ | 約18分 | 約13分 | 約25分 |
| みんなの原っぱ | 約20分 | 約15分 | 約20分 |
| こどもの森 | 約35分 | 約25分 | 約23分 |
| 渓流広場 | 約25分 | 約10分 | 約30分 |
| 花の丘 | 約37分 | 約33分 | 約4分 |
ベビーカー移動でいちばん効くのは西立川ゲートです。わんぱくゆうぐ約13分・みんなの原っぱ約15分・渓流広場約10分と、小さい子が遊べる場所がまとまって近く、しかも貸出ベビーカーが15台で最多、駅から徒歩約2分。0〜2歳連れの初回は西立川ゲート一択に近いと言えます。
一方でこどもの森は立川ゲートから約35分。往復で1時間以上を園路の移動に使う計算になるので、こどもの森が目的なら砂川ゲート(約23分)か西立川ゲート(約25分)から入るほうが子どもの負担が小さくなります。こどもの森の営業は9:30〜閉園30分前まで、ふわふわドームの「雲の海」だけは閉園45分前までと早く締まる点も、遠い分だけ効いてきます。
なお雲の海は中学生以下専用ですが、公式には「高校生以上(15歳以上)の方(幼児の保護者の付き添いは除く)はご利用できません」と書かれています。つまり幼児に保護者が付き添うことは認められているので、2〜3歳でもドームに上げてやれます。もうひとつの目玉「虹のハンモック」は小学生以下専用です。
なお駐車場を使う場合の停め分けや入園料の年齢区分は、国営昭和記念公園の子連れ駐車場ガイドで表にまとめています。
公式サイトで分かりにくかった点(確認時のつまずき)
公式情報をそのまま読むと誤解しやすい箇所がありました。事実として指摘しておきます。
- ベビーカーの貸出台数は「お子様をお連れの方へ」にしか載っていない。 「お身体の不自由な方へ」のページには車いすの台数(立川約30台・西立川約15台・砂川約10台)はありますが、ベビーカーの記載はありません。バリアフリー系のページから探し始めると見つかりません。
- 「利用制限」一覧の見出しが長期休止に見える。 一覧には「虹のハンモック/点検のお知らせ(5月〜2027年1月)」と表示されますが、中身を開くと休止は単日(5月13日・7月8日・9月9日・11月11日・2027年1月13日/いずれも水曜)です。10月に休止日はありません。
- 「2026年6月1日〜11月27日」の休みは公園全体ではない。 開園時間・休園日ページの「休園日」の項に「※大規模リニューアルに伴い、令和8年(2026)6月1日(月)〜11月27日(金)で工事を実施いたします。期間中は休館となりますので、ご注意ください」とありますが、これは直前の文が説明している昭和天皇記念館についての注記で、「休園」ではなく「休館」です。公園そのものは通常どおり開いています。秋の来園計画をここで取りやめてしまうと大きな取り違えになります。
- ベビーカーの「預かり」の位置が紛らわしい。 「ベビーカーはお預かり可能です」の一文は、独立した案内ではなく「サイクリング」の項目の末尾にあります。園内全域のサービスと読むと当てが外れます。
- パークトレインの時刻はウェブで確定できない。 公式には「各停留所に掲示の時刻表をご確認のうえご利用ください」とあり、ルートも日替わり。停留所名も本文には書かれていません。
- バリアフリー案内のリンク名が誤字。 「園内匂配マップ」と表記されています(正しくは勾配)。検索でたどり着きにくい要因です。
- 花みどり文化センターの南エレベーターが当面の間、使用休止。 同センターは赤ちゃん休憩室がある7か所のひとつなので、ベビーカーでの上下移動を当てにしていた場合は影響します。
- 花の丘のページに見頃時期が書かれていない。 「春はポピー、秋はコスモス」とあるだけで、見頃時期は別の「花・植物」ページ側にあります。
まとめ|「借りられる前提」で組まない
国営昭和記念公園のベビーカー貸出は無料で、赤ちゃん休憩室7か所・紙おむつ販売6か所・迷子札の用意まで含めて、子連れへの備えは手厚い部類です。ただし貸出は3ゲート合計35台・当日先着順で、返却は借りたゲート限定、パークトレインは折りたたみ必須という3つの制約があります。
したがって計画は「自前のベビーカーで動く/貸出は保険」が基本。ゲートは、目的地までの徒歩時間と台数の両面から西立川ゲートが最も子連れ向きという結論になります。
情報は2026年7月時点の公式記載です。台数・料金・運行内容は変更されることがあるため、出発前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
出典:国営昭和記念公園 公式ホームページ(showakinen-koen.jp)|確認日 2026年7月27日
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