1歳の献立1週間|離乳完了期(12〜18か月)の1回量の目安と朝・昼・夕7日分の例
1歳(離乳完了期・生後12〜18か月頃)の献立を、朝・昼・夕の7日分で組みました。量は、こども家庭庁が掲載する「授乳・離乳の支援ガイド」の1回当たりの目安量に合わせています。
目次7項目
結論:1歳(離乳完了期・生後12〜18か月頃)は、1日3回の食事に、必要に応じて1〜2回の補食を足すのが目安です。1回の量は「主食(軟飯90g〜ご飯80g)+野菜・果物40〜50g+たんぱく質のおかず1品(魚か肉なら15〜20g)」がひとつの形で、固さは歯ぐきで噛める程度にします。
この記事の数字は、こども家庭庁のサイトに掲載されている「授乳・離乳の支援ガイド(2019年3月)」の「離乳の進め方の目安」から取っています。ガイド自身が「あくまでも目安であり、子どもの食欲や成長・発達の状況に応じて調整する」としているとおり、食べる量には個人差があります。
献立は、編集部がガイドの目安量に合わせて組んだ例です。実際に子どもに食べさせて確かめたものではありません。
食物アレルギーがある・疑われる場合や、食べる量・体重の増え方が気になる場合は、かかりつけ医や自治体の栄養相談に相談してください。
ひと目でわかる|1歳(離乳完了期)の1回量の目安
| 項目 | 目安(1回当たり) |
|---|---|
| 食事の回数 | 1日3回。ほかに必要に応じて1日1〜2回の補食 |
| 固さ | 歯ぐきで噛める固さ |
| 主食(穀類) | 軟飯90g〜ご飯80g |
| 野菜・果物 | 40〜50g |
| たんぱく質のおかず | 魚15〜20g、又は肉15〜20g、又は豆腐50〜55g、又は卵 全卵1/2〜2/3個、又は乳製品100g |
たんぱく質の量は「どれか1つを使うときの量」として並んでいます。この記事の献立では、1食に2種類を使う日(親子煮など)はそれぞれを少なめにして、合計が1つ分の目安に近くなるようにしています。
ガイドは、この時期の食べ方の目安として「1日3回の食事リズムを大切に、生活リズムを整える」「手づかみ食べにより、自分で食べる楽しみを増やす」を挙げています。前歯が8本ほど生えそろうのは1歳前後、奥歯(第一乳臼歯)が生え始めるのは離乳完了期の後半頃が目安とされています。
1歳の1日の流れ(3回食+補食)
| 時間帯の例 | 内容 |
|---|---|
| 朝 | 朝ごはん(主食+たんぱく質のおかず+野菜) |
| 午前〜昼 | 昼ごはん |
| 午後 | 補食(必要なら。バナナ、ふかしたさつまいも、無糖ヨーグルト、小さなおにぎりなど) |
| 夕方〜夜 | 夕ごはん |
時間は家庭の生活リズムに合わせて決めてかまいません。ガイドは「離乳の完了は、母乳又は育児用ミルクを飲んでいない状態を意味するものではない」としており、母乳やミルクは子どもの離乳の進み方に応じて続けます。
1歳の献立1週間(朝・昼・夕の7日分)
各食とも「主食・たんぱく質のおかず・野菜」の3つをそろえています。主食はとくに書いていなければ軟飯です。
味付けは薄味にし、大人の分を作る途中で、味付け前に取り分けると手間が減ります。
| 曜日 | 朝 | 昼 | 夕 |
|---|---|---|---|
| 月 | 軟飯/豆腐とわかめのみそ汁(豆腐)/にんじんのやわらか煮 | 軟飯/鮭のほぐし身(魚)/ブロッコリーのくたくた煮 | 軟飯/鶏ひき肉と大根のそぼろ煮(肉)/ほうれん草のおひたし(細かく刻む) |
| 火 | 軟飯/玉ねぎの卵とじ(卵)/かぼちゃのやわらか煮 | やわらかく煮たうどん(短く切る)/鶏ささみと白菜のくたくた煮(肉) | 軟飯/たらと野菜のスープ煮(魚)/にんじん |
| 水 | 食パン(小さくちぎる)/無糖ヨーグルト(乳製品)/バナナ(薄切り) | 軟飯/豚ひき肉(脂の少ないもの)と小松菜のそぼろ(肉)/大根のやわらか煮 | 軟飯/豆腐ハンバーグ(豆腐)/ブロッコリー |
| 木 | 軟飯/しらすと青菜の混ぜごはん(魚)/かぼちゃ | 軟飯/鶏ひき肉入り野菜スープ(肉) | 軟飯/鮭と野菜のホイル蒸し(ほぐす・魚)/トマト(皮と種を取る) |
| 金 | 軟飯/卵焼き(卵)/ブロッコリー | やわらかく煮たうどん/豆腐と野菜のあんかけ(豆腐) | 軟飯/豚ひき肉と白菜の煮物(肉)/かぼちゃ |
| 土 | 食パン/野菜スープ/無糖ヨーグルト(乳製品) | 軟飯/たらのソテー(油は少量・魚)/にんじん | 軟飯/鶏ひき肉と卵の親子煮(肉と卵・それぞれ少なめ)/青菜 |
| 日 | 軟飯/豆腐と野菜のみそ汁(豆腐) | 鮭の混ぜごはん(魚)/ブロッコリー | 軟飯/鶏ささみと野菜のクリーム煮(肉・牛乳は調理に使う)/にんじん |
献立を組むときの決まりごと(ガイドの記載から)
- 魚は白身魚から赤身魚、青皮魚へ進めます。卵は卵黄から全卵へ進めます。
- 脂肪の多い肉類は少し遅らせます。ひき肉は脂の少ないものを選びます。
- ヨーグルト、塩分や脂肪の少ないチーズも使えます。
- 調味料は、食品のもつ味を生かして薄味にし、油脂類も少量にします。
- 家族の食事から調味する前のものを取り分けたり、薄味のものを取り入れたりして、食品の種類や調理方法を広げます。
大人の食事から取り分けるときのコツ
1歳の献立を毎食別に作る必要はありません。ガイドも、家族の食事から調味する前のものを取り分けることを勧めています。
- 味付けの前に取り分ける:煮物・スープ・炒め物は、具材に火が通った時点で子どもの分を小鍋や器に移し、大人の分だけ味を付けます。
- 固さは歯ぐきで噛める程度に:取り分けた分だけ追加で煮るか、電子レンジで加熱して軟らかくします。
- 大きさは手づかみしやすく:ガイドは手づかみ食べを「自分で食べる楽しみを増やす」として挙げています。にんじんや大根はスティック状、ブロッコリーは小房にすると持ちやすくなります。
- ご飯は軟飯にする:炊いたご飯に水を足して軟らかく煮直すと、大人と同じ炊飯から作れます。
市販のベビーフードを組み合わせる日の温め方は、ベビーフードの温め方 にまとめています。
1歳で気をつけたい食べ物(窒息・はちみつ・牛乳)
| 食べ物 | 公的な注意 | 出典 |
|---|---|---|
| ミニトマト・ぶどうなど球状のもの | 乳幼児に与える場合は4等分する、調理して軟らかくするなどして、よくかんで食べさせる | 消費者庁 |
| 豆・ナッツ類など硬くてかみ砕く必要のあるもの | 5歳以下の子どもには食べさせない | 消費者庁 |
| はちみつ | 乳児ボツリヌス症を引き起こすリスクがあるため、1歳を過ぎるまでは与えない | 授乳・離乳の支援ガイド |
| 牛乳(飲み物として) | 鉄欠乏性貧血の予防の観点から、飲用として与えるのは1歳を過ぎてからが望ましい | 授乳・離乳の支援ガイド |
ぶどう・ミニトマトの切り方は ぶどうは何歳から?、ナッツは ナッツは何歳から? に詳しく書いています。
食べている途中に走ったり、笑ったり、泣いたりすると窒息・誤嚥のおそれがあると、消費者庁は注意しています。食事は座って、大人が見ている所でとるようにします。
離乳完了期のあと(幼児食の献立へ)
離乳完了期を過ぎて幼児食に進んだら、大人の夕飯から取り分ける1週間のローテーションに切り替えられます。続きは 幼児食完了期の献立1週間ローテ例 をどうぞ。
出典
- こども家庭庁「授乳・離乳の支援ガイド(平成31(2019)年3月)」(https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/6790a829-15c7-49d3-9156-9e40e8d9c20c/b0946e59/20230401_policies_boshihoken_junyuu_01.pdf )|確認日 2026年10月23日 — 34ページ「離乳の進め方の目安」(離乳完了期の食べ方・調理形態・1回当たりの目安量・歯の萌出の目安)、31〜33ページ(離乳の完了、食品の種類と調理、蜂蜜、牛乳、フォローアップミルク、食物アレルギー)
- こども家庭庁「授乳や離乳について」(https://www.cfa.go.jp/policies/boshihoken/junyuu/ )|確認日 2026年10月23日 — 上記ガイドの掲載ページ
- 消費者庁「食品による子どもの窒息・誤嚥(ごえん)事故に注意!―気管支炎や肺炎を起こすおそれも、硬い豆やナッツ類等は5歳以下の子どもには食べさせないで―」(https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_047/ )|確認日 2026年10月23日 — ミニトマトやブドウ等の球状の食品は乳幼児には4等分する・調理して軟らかくする、豆やナッツ類など硬くてかみ砕く必要のある食品は5歳以下の子どもには食べさせない
よくある質問
1歳の1回のご飯の量はどれくらい?
A: 授乳・離乳の支援ガイドの目安は、1回当たり軟飯90g〜ご飯80gです。ガイドは「あくまでも目安であり、子どもの食欲や成長・発達の状況に応じて調整する」としています。
1歳になったら牛乳を飲ませてもいい?
A: ガイドは、牛乳を飲用として与える場合は、鉄欠乏性貧血の予防の観点から1歳を過ぎてからが望ましいとしています。1日に飲ませる量の目安はガイドに書かれていないので、気になる場合はかかりつけ医や自治体の栄養相談で確認してください。
フォローアップミルクは必要?
A: ガイドは、フォローアップミルクは母乳代替食品ではなく、離乳が順調に進んでいる場合は摂取する必要はないとしています。離乳が順調に進まず鉄欠乏のリスクが高い場合や、適当な体重増加が見られない場合は、医師に相談したうえで活用を検討するとしています。
母乳やミルクはやめないといけない?
A: やめる必要はありません。ガイドは「離乳の完了は、母乳又は育児用ミルクを飲んでいない状態を意味するものではない」とし、母乳や育児用ミルクは子どもの離乳の進行や完了の状況に応じて与えるとしています。
目安量より食べない・食べすぎる日がある
A: 目安量は1回の量の目安で、毎食ぴったり合わせるものではありません。数日〜1週間の単位で、主食・野菜・たんぱく質がそろっているかを見るとよいでしょう。体重の増え方が気になる場合は、乳幼児健診やかかりつけ医で相談してください。
食物アレルギーが心配
A: ガイドは、食物アレルギーが疑われる症状がみられた場合は自己判断で対応せず、必ず医師の診断に基づいて進めるとしています。すでに診断を受けている場合も、医師の指示に基づいて進めてください。


